近赤外の水素・ヘリウム原子輝線スペクトルを用いてシュタルク・ゼーマン効果を高感度計測することで,2種類のプラズマ診断法:課題1:ゼーマン効果の高感度計測による原子輝線スペクトル空間分解法,課題2:ACシュタルク効果の高感度計測によるマイクロ波電場ベクトル診断法,を実現するための研究を行った.高波長分解・高スループットの近赤外分光システムを構築し,課題1では,ヘリウム原子輝線を対象として実験を行い,1視線の受動分光のみによる空間分解法を実現した.課題2では,重水素原子輝線を対象として実験を行い,ACシュタルク効果の可能性があるスペクトル形状変化を観測した.
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