プラズマ活性乳酸リンゲル液(PAL)処理したU251SPグリオブラストーマ細胞のマイクロアレイ実験を行い、膨大なデータを網羅的に解析した。34遺伝子が8倍希釈のPALと16倍希釈の両方のPALに対して遺伝子発現が2倍以上上昇した。 PALによるがん細胞の選択的殺傷効果を評価するための実験系として、MCF7乳がん細胞とMCF10A乳腺上皮細胞の実験系を確立した。マイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析により、MCF10Aに対するMCF7細胞への選択的殺傷効果に関するいくつかのシグナル伝達経路を発見し、ウェスタンブロッティングやリアルタイムPCR実験によるフォローアップ実験を行った。
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