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2023 年度 研究成果報告書

網羅的解析に基づく低温プラズマによる新規分子機構の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 21H01072
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分14030:プラズマ応用科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 宏昌  名古屋大学, 低温プラズマ科学研究センター, 教授 (00508129)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードLow-temperature plasma / cancer
研究成果の概要

プラズマ活性乳酸リンゲル液(PAL)処理したU251SPグリオブラストーマ細胞のマイクロアレイ実験を行い、膨大なデータを網羅的に解析した。34遺伝子が8倍希釈のPALと16倍希釈の両方のPALに対して遺伝子発現が2倍以上上昇した。
PALによるがん細胞の選択的殺傷効果を評価するための実験系として、MCF7乳がん細胞とMCF10A乳腺上皮細胞の実験系を確立した。マイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析により、MCF10Aに対するMCF7細胞への選択的殺傷効果に関するいくつかのシグナル伝達経路を発見し、ウェスタンブロッティングやリアルタイムPCR実験によるフォローアップ実験を行った。

自由記述の分野

プラズマ生命科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

プラズマ活性乳酸リンゲル液(PAL)がグリオブラストーマ細胞の遺伝子発現に与える影響を明らかにし、更にPALが乳がん細胞と乳腺上皮細胞の遺伝子発現に与える影響を調べることによりPALによる選択的殺傷効果に関するシグナル伝達経路をいくつか同定したことは、学術的に意義が大きい。また、PALのファーストインヒューマンとして、2023年度から特定臨床応用研究を開始したことは社会的意義も大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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