本研究では光子が発生する電磁シャワーの模様から、光子の入射角度を測定する電磁カロリメータを開発する。GEANT4を用いたシミュレーション計算をでは、鉛と細分割されているプラスチックシンチレータを用いたサンプリングカロリメータを使えば、1GeVの光子に対して1.3度の分解能を持つ測定が可能であることが分かった。 その計算結果を検証するために、1mmX1mmの断面を持つシンチレーションファイバーと14mm幅のタングステンストリップを組み合わせ、384個のモジュールを数製し、性能検証用検出器を完成した。陽子ビームをエネルギーと入射角度を変えながら検出器に入れ、データを収得し、解析を行っている。
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