本研究においては,衝撃波の再生医療への応用の1つとして,気泡と細胞を内包するマイクロカプセルで組み上げられた組織形状に対して,外部からマイクロ衝撃波を作用させるシステムを提案し,そのための衝撃波制御法の開発を最終目的とする.本課題においては,(1)フェムト秒パルスレーザー誘起水中衝撃波の生成とその伝播機構を解明すること,(2)カプセル破膜が効率的となる最適な圧力作用条件を探ること,(3)3次元構造をもつ気泡内包カプセル体のマイクロ衝撃波の伝播や減衰機構を調べること,の3つを目的とし,結果として,マイクロ衝撃波の可視化が行え,光学計測から衝撃波の波面特性を調べることができた.
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