研究課題
2021年度は当初,モデルを構築することが目的であった.しかしながら,モデリングを行うためにVORの変化の特徴を把握する必要があると判断し,機械操作性を変化させた際のVOR変化を調査する実験を実施した.具体的には,機械設定が異なるものがVORに与える影響を詳細に調査することにした.6軸モーション装置とゲームエンジンUnityを組み合わせ,独自にピッチモーションつきドライビングシミュレータを開発した.アクセル操作に対する車両前後速度を一次遅れ系,車両加速度から車両ピッチ運動を一次遅れ系でモデル化し,「操作性の良い」条件と時定数を過度に小さくした「操作性の悪い」条件の2条件を設定した.先行車を追従するタスクを設定し, 被験者12名に対して実験を実施した.「操作性の良い」条件に比べ,「操作性の悪い」条件では,反射眼球運動の精度が低下することを示唆する結果を得た.
2: おおむね順調に進展している
2021年度は当初,モデリングの研究を実施する予定であったが,2022年度に実施する実験と順序を入れ替えた形になる.そのため進捗度合としては順調であると判断した.
2021年度と2022年度の実施内容を入れ替えた.そのため2022年は2021年度に実施予定であったモデリング研究を実施する.
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件)
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