研究課題
基盤研究(B)
磁気ギヤと永久磁石モータを融合一体化させた磁気ギヤードモータは小型かつ偏平な構造に適し、低速大トルク化できることから、インホイールドライブ方式の電気自動車への応用が期待される。本研究では、モータ部と磁気ギヤ部の磁気的相互作用を考慮したトルク式を導出し、トルクや効率を向上可能な駆動方法を明らかにするとともに、小型電気自動車への応用を想定した500N・m級の大型の磁気ギヤードモータの解析設計・試作試験を行い、トルク密度83N・m/Lを達成した。
電気機器工学
磁気的相互作用を考慮した磁気ギヤードモータのトルク式導出し、トルクや効率を向上可能な駆動方法を明らかにしたことは、今後の磁気ギヤードモータの分野のさらなる発展につながるため、学術的意義は高いと判断できる。また、小型電気自動車への応用を想定した500N・m級の大型の磁気ギヤードモータの実証実験が成功したことは、今後の産業応用につながる成果であるため、社会的意義も極めて高いと考える。