本研究によって、デバイス作製プロセスに幅を持たせることができた。開発した各デバイス作製プロセスは、課題も多く抽出された。それでも「ダイヤモンド半導体をSiと同等以上に構造を加工・制御することは可能なのか」という最初に立てた問いに対する答えとして、「ダイヤモンド半導体もSiと同等の構造を加工することはでき、各プロセスを高度化することで、Si以上に制御することも可能」という解が得られたと考えている。開発したデバイス作製プロセスは、目指すパワーデバイスだけではなく、量子デバイスや光デバイスにも広く応用され、ダイヤモンドエレクトロニクス産業創出に寄与すると期待している。
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