研究課題/領域番号 |
21H01475
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉野 未奈 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80758368)
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研究分担者 |
林 康裕 舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 校長 (70324704)
鶴岡 典慶 京都女子大学, 家政学部, 教授 (80883628)
壇 一男 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (90393561)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 伝統木造建物 / 歴史地震 / 固有振動数 / 地震動予測 / 応答解析 |
研究実績の概要 |
3年目は以下1)~4)の研究を行った。 1) 地震動評価:経験的グリーン関数法により1596年慶長伏見地震の地震動の再現を行った。2018年大阪北部地震の余震の観測記録を用いて、京都周辺の3地点の地震動を再現した。 2) 現地調査:1596年慶長伏見地震において、倒壊・非倒壊の建物が混在していたことが確認されている教王護国寺(東寺)の調査を行った。2台のレーザードップラー振動計を用いて、境内の五重塔などの大規模な伝統木造建物の固有振動数や振動振動モードといった振動特性を評価した。 3) 静的加力実験:歴史地震が生じた時代より実存している伝統木造建物の門をモデルとした静的加力実験を実施した。修理報告書の図面・修理履歴をもとに、建物の構造要素を抽出した縮小試験体を製作した。実験では、試験体の復元力特性・損傷状態を把握することで、門の抵抗機構を把握した。 4) 解析的検証:3)で実施した試験体の3次元骨組解析モデルを立体フレームの弾塑性解析ソフトウェアを用いて構築し、シミュレーション解析を実施した。まずは、実験結果を追跡できているか確認をした。次に、実験では追うことができない建物の応力状態を解析結果により明らかにした。また、モデル化の違いが解析結果に及ぼす影響について分析した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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