本年度は,昨年度までの検討結果をもとに,(1)(2)での継手作製および(3)での継手特性評価を実施した。(4)では昨年度に引き続き,(1)(2)の実験実施時に,欠陥検出技術,フィードバック技術の検討を行った。なお,供試材料として板厚20mm~80mmの高張力鋼板(下向き突合せ継手),板厚25mmの9%Ni鋼板(1パス立向き継手),板厚20mmのアルミニウム合金板(下向き突合せ継手)を用いた。 (1)高出力半導体レーザとホットワイヤ法とのハイブリッド化の検討: 1-4)ツインレーザ合成光学系・ウィービング光学系による施工性向上の検討,1-5)欠陥生成に及ぼす各種パラメータの影響調査 (2)アーク・プラズマ熱源とホットワイヤ法とのハイブリッド化の検討: 2-3)溶接中の高速度カメラによる溶融現象および欠陥生成現象の把握: 2-4)溶着金属量最大化および効果的な入熱低減に対する適正施工範囲の調査,2-5)欠陥生成に及ぼす各種パラメータの影響調査 (3)溶接継手の特性評価: 3-1)ワイヤ選択が溶接金属特性(組織,硬さ,強度,靭性など)に与える影響の把握 (4)マルチ可視化センサ・レーザセンサを用いたモニタリング・自動化技術の開発: 4-4)可視化・レーザセンサモニタリング情報を用いたフィードバック・適応制御による自動化技術の検討: 4-5)可視化・レーザセンサモニタリング情報による溶接欠陥検出手法の検討
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