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2023 年度 研究成果報告書

非アルコール性脂肪性肝疾患を再現する小腸ー肝臓・オン・チップ

研究課題

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研究課題/領域番号 21H01728
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
研究機関京都大学

研究代表者

亀井 謙一郎  京都大学, 高等研究院, 研究員 (00588262)

研究分担者 平井 義和  京都大学, 工学研究科, 講師 (40452271)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード非アルコール性脂肪肝疾患 / 組織チップ / 腸肝連関 / ヒト多能性幹細胞 / マイクロ流体デバイス / オルガノイド
研究成果の概要

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は、進行すると肝硬変などの重篤な状態に至り、最終的には肝移植が必要となる。現在、効果的な治療薬は存在せず、腸や肝臓の相互作用が複雑に作用しているため、メカニズムは未解明である。我々の研究チームは、肝臓と腸の相互作用に焦点を当て、ヒト多能性幹細胞から作製したオルガノイドを用いて多組織チップを開発し、NAFLDを再現した。このチップには各臓器の機能をリアルタイムで測定できるセンサーを搭載し、遺伝子解析や代謝物測定を通じてNAFLDの発症から重篤化までのプロセスを解明した。これにより、NAFLDの理解が深まり、将来的な予防や治療法の開発への貢献を目指している。

自由記述の分野

幹細胞工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アルコール性脂肝疾患(NAFLD)は進行すると肝硬変などの深刻な状態に至り、肝移植が必要となりますが、効果的な治療薬はまだありません。NAFLDは腸や肝臓など複数の臓器の相互作用に関連しているため、そのメカニズムは解明されていません。我々の研究チームは、ヒト多能性幹細胞から作製した肝臓と小腸のオルガノイドを用いた多組織チップを開発し、NAFLDを再現しました。各臓器の機能をリアルタイムで測定できるセンサーを備え、遺伝子解析や代謝物測定を通じてNAFLDの発症から重篤化までのプロセスを解明しました。これにより、NAFLDの理解が深まり、予防や治療法の開発に貢献することを目指しています。

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公開日: 2025-01-30  

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