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2023 年度 研究成果報告書

マグネトプロトニクスを基軸とした酸化物スピントロニクス物性開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21H01810
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分29020:薄膜および表面界面物性関連
研究機関京都大学

研究代表者

菅 大介  京都大学, 化学研究所, 准教授 (40378881)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードプロトン / 磁性 / 酸化物 / 薄膜 / 電気化学
研究成果の概要

電気化学的なプロトン脱挿入といった固体プロトニクスを基軸として、遷移金属酸化物の電気伝導性や磁性などの物性の制御の開発やその背景物理の解明に取り組んだ。プロトン注入が、酸化物薄膜の磁気異方性方性や電気伝導性の不揮発かつ可逆的な電界制御に有用であることを見出した。また、電気化学的なプロトン注入によって固体中への水素蓄積を促進するには、酸素欠損の規則配列化の安定化によって副反応の抑制することや、電解質と酸化物との界面におけるプロトン蓄積の制御が重要となることも見出した。

自由記述の分野

薄膜材料科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題は、電気化学的なプロトン注入は、酸化物を中心として無機固体材料における電気伝導性や磁性などの物性制御法としての有用性を示すものである。一方で、固体材料に対して効率的にプロトン蓄積を実現するには、酸化物の場合には酸素欠損の規則配列の形成による副反応を抑制など、固体中の構造特性の制御が重要となることも明らかになった。本課題で得られた知見は、水素インサーション材料やイオニクスデバイスの設計や開発において重要な指針をもたらす。

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公開日: 2025-01-30  

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