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2023 年度 研究成果報告書

原子間力顕微鏡を用いたアナターゼTiO2とナノクラスターの触媒活性に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21H01812
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分29020:薄膜および表面界面物性関連
研究機関大阪大学

研究代表者

阿部 真之  大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 (00362666)

研究分担者 勝部 大樹  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 研究員 (00831083)
稲見 栄一  高知工科大学, システム工学群, 准教授 (40420418)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード非接触原子間力顕微鏡 / 走査型トンネル顕微鏡 / 高速原子間力顕微鏡 / パルスレーザー堆積法 / 光触媒 / 金属酸化物 / TiO2 / アナターゼ
研究成果の概要

金を担持したアナターゼTiO2表面を近接場光学顕微鏡で測定した結果、近クラスタからの応答が少なく、クラスタが大きくなるほどその傾向が強まることがわかった。この現象を詳細に調べるためにポンププローブ法を用いたが、応答は得られなかった。実験系を再検討し、引き続き実験を進める。また、高速原子間力顕微鏡で光触媒効果を観察し、金ナノ粒子がTiO2表面で脂質の分解を促進していることを確認した。紫外線照射前に焼成することで、Auの消失を防げることもわかった。さらに、AIを使った新しい物性計測技術を開発し、特定の原子でのI-V曲線測定に成功した。

自由記述の分野

走査型プローブ顕微鏡

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の社会的意義は、環境浄化やエネルギー変換技術の向上に大きく貢献する点にある。金を担持したTiO2表面の光触媒効果の詳細な解析により、効率的な分解メカニズムが解明され、環境汚染物質の除去技術の向上が期待される。また、AIを駆使した新しい物性計測技術の開発により、材料科学分野における精密な解析が可能となり、新規材料の設計や評価が迅速化される。これにより、持続可能な社会の実現と産業技術の革新に大きく寄与することが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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