研究課題
基盤研究(B)
本研究課題では、窒化物半導体と窒化物超伝導体をエピタキシャル接合させる技術を開発した。特に、スパッタ法で作製した窒化物超伝導体と半導体界面の構造特性を中心に、ヘテロ接合の物性を制御することに成功した。今回確立された結晶成長技術は、超伝導体/半導体ヘテロ接合を活用した新規量子デバイスの開発に資するものである。
結晶工学
窒化物半導体を基板とする薄膜成長法を採用することで、これまでに明らかにされてこなかったNbN薄膜の結晶構造と電気的特性を詳細に理解することできた。今回の研究成果は、窒化物半導体とNbN超伝導体薄膜を均質な状態でエピタキシャルに融合できる可能性を示すものであり、次世代超伝導・半導体融合デバイスの開発に向けた基盤技術となる。