高精度FMコムライダーの原理実証実験と評価実験を行った。原理実証実験ではEOコムのコムモードを3本コヒーレントに結合することで、奥行き方向の距離分解能が3倍良くなることを確認した。コヒーレント結合のための信号処理ではレファレンス干渉計を用いた各コムモードの周波数掃引形状の測定を行い、その情報を元に信号補正を行った。また、各コムモードの振幅補正も信号処理により導入した。 評価実験では同じ条件下で複数試行により距離測定を行い、標準偏差の評価を行った。評価実験でも3本のコムモードを使い、コム1本ずつの測定による標準偏差評価、コムモードを最大3本までコヒーレント結合した時の標準偏差の評価を行った。その結果、複数のコムモードを結合した場合の方が標準偏差が最も標準偏差の小さいコムモード1本の結果より悪くなった。これはコム結合の際に振幅や位相補正の信号処理を取り入れているとはいえ、十分な精度でコヒーレント結合ができていないことが原因であると考えられる。
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