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2023 年度 研究成果報告書

シーケンス制御ブロック共重合体群の創成と伸縮性有機薄膜トランジスタへの応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02009
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分35030:有機機能材料関連
研究機関山形大学

研究代表者

東原 知哉  山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 教授 (50504528)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード有機エレクトロニクス
研究成果の概要

本研究では、ブロックシーケンスの精密設計を軸足とし、半導体高分子鎖を有する新規ブロック共重合体の創成を行った。具体的には、精密重合法と鎖末端官能基化ポリマーを用いたアジド・アルキン環化付加 (CuAAC)反応を組み合わせることで、半導体高分子鎖を有するシーケンス制御トリブロック共重合体 (A-b-B-b-C型, A-b-(B-co-C)型, A-b-B-b-A型)の合成に成功した。また、それらのナノ・サブナノレベルの自己組織化を利用することで、材料の機能最適化のためのブロックシーケンスの基準を明らかにし、高効率かつ伸縮応力に耐えうる新規伸縮性有機薄膜トランジスタ材料群を創出した。

自由記述の分野

高分子合成

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的の一つである電子特性と伸縮性のトレードオフを払しょくするための分子設計指針としてシーケンス制御されたブロック共重合体の活用が有効であることを証明した。これらの成果を活用することで、電子デバイスのウェアラブル化やストレッチャブル化の技術が促進されると期待される。ひいては、衣服・皮膚に貼り付け、または体内に埋め込んで稼動する生体センサによる健康モニタリング等の技術革新により健康寿命の延長に繋がり、我が国が直面する人口減少や医師不足の問題解決に資すると期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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