研究課題
・イオン液体|油界面の電気化学測定マイクロピペットを用いる界面イオン移動およびクローズドバイポラー電極による界面電子移動の測定を行った。前者では、イオン液体EAN中のリチウムイオンが油中のリガンドにより促進イオン移動することに起因する電流を観測することに成功した。後者の界面電子移動のサイクリックボルタモグラムから、イオン液体EAN中のNO3-アニオンが、油中の支持電解質アニオンを酸化する酸化能を有していることを見出した。これらの結果は、EAN|油界面が非水条件下での酸化反応場として機能することを示唆している。・イオン液体|油界面における卑金属の電気化学的還元析出種々の卑金属について、イオン液体|油界面において還元析出が可能であることを系統的に調べた。標準還元電位が著しく卑なMgについては、還元剤DIBALでは還元されず、より強い還元剤で可能であった。しかし、還元剤がイオン液体構成イオンを還元する挙動も見られ、耐還元性の高いイオン液体の開発が今後の課題である。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 10件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 4件)
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