研究課題/領域番号 |
21H02136
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 女子栄養大学 (2023) 東京大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
加藤 久典 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (40211164)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | タンパク質栄養 / 妊娠期 / 高血圧 / エピジェネティクス / DNAメチル化 |
研究成果の概要 |
妊娠期の栄養状態は、胎児の成長後の疾患リスクに強い影響を及ぼす。これはDNAなどに分子が付加されるエピジェネティックな変化で説明されることが多い。妊娠期にタンパク質が少ない餌を摂取した高血圧モデルラットでは、子の血圧上昇がさらに悪化することを明らかにしてきた。本研究では、妊娠期低タンパク質食でどのような遺伝子が影響を受けるかをさらに広範に調べるとともに、その機構や出生後の食事による回復について深い理解を目指した。
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自由記述の分野 |
分子栄養学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠期の栄養状態が子の成長後の健康に強いインパクトを及ぼすことがわかり、社会的に大きな問題となっている。本研究では、高血圧のラットが妊娠中にタンパク質が少ない餌を摂取すると、高血圧が悪化することについて、その機構の一端を明らかにした。妊娠中のタンパク質栄養の悪化による悪影響は、生後のタンパク質栄養を変化させることによってある程度改善できることを示し、妊娠期と出生後の栄養状態の相互作用を明確にしたものである。
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