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2023 年度 研究成果報告書

腸管上皮細胞における脂質代謝異常の改善は、脂肪肝や肥満を改善できるか?

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02146
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関東京農業大学

研究代表者

高橋 信之  東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (50370135)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード食後高脂血症 / 肥満 / 脂質代謝 / 高脂肪食 / 消化管 / 炎症
研究成果の概要

脂肪肝と肥満は動脈硬化性疾患発症の重要なリスク要因である。同時に、食後に血中中性脂肪濃度が上昇する食後高脂血症についても空腹時血中中性脂肪濃度よりも高い相関を持つ動脈硬化性疾患発症リスクとして注目されている。これまで申請者は、食後高脂血症悪化のメカニズム解明に取り組み、食後高脂血症悪化を改善する食品成分を同定してきたが、食後高脂血症悪化の改善が脂肪肝や肥満といった他のリスク要因にどう影響するかは明らかになってない。そこで本研究において、食後高脂血症悪化メカニズムをより詳細に検討するとともに、遺伝子改変マウスを用いて食後高脂血症が長期に良好な場合に脂肪肝や肥満がどのように影響されるかを検討する。

自由記述の分野

分子代謝生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで動脈硬化性疾患の発症リスクとしての食後高脂血症は、消化器内科の分野では早くから注目されている。しかし詳細な作用メカニズムはもちろん食後高脂血症の悪化メカニズムの検討は行われていない。したがって本研究での成果は、食後高脂血症への注目を高めることに加え、脂肪肝や肥満の予防・改善を目的に食後高脂血症の悪化改善をターゲットとした薬剤・機能性食品成分の開発への動機付けを強めることが期待される。また食後高脂血症悪化を改善する新規食品成分の同定により、新たな機能性食品の開発や創薬シーズのスクリーニングにも寄与しうるため、創造性も高いと考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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