研究課題/領域番号 |
21H02387
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
金井 正美 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 教授 (70321883)
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研究分担者 |
伊藤 日加瑠 香川大学, 医学部, 准教授 (50587392)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 胎盤 / NRK / 分娩遅延 |
研究成果の概要 |
胎盤形態は動物種によって大きく異なり、ヒトをはじめとした霊長類とマウスなど齧歯類は類似した進化系の血絨毛性胎盤を有し、母体血に接する栄養膜合胞体細胞はバリア機能と選択的物質交換に特化した形状を示す。我々がオリジナルに単離したNrk(NIK-related kinase)遺伝子のKOマウス は、胎盤肥大と分娩遅延を呈する。このNrk KOマウスの表現系とRNA-seq解析から、分娩発来時母体内P4が急速に低下するものの、Nrk KO個体ではP4低下しないことが原因で分娩遅延することを明らかにし、得られたNrk下位遺伝子候補から、正常な妊娠から分娩発来シグナルについてのスイッチ機構を検索した。
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自由記述の分野 |
実験動物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NRK KOによって分娩遅延が引き起こされる。本研究から、マウス胎盤がヒト胎盤の疾患モデルとしてカウンターパートであること、NRKが分娩誘導因子である可能性を示す結果が得られた。今後、マウスNRKとその下位因子と、ヒト早産の共通因子を、in silicoと病理切片を用いて更に検索することで、将来、早産の原因探索が可能となり、治療につながる可能性が示唆された。
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