研究成果の概要 |
本研究では、研究代表者らがゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用いた個体での必須遺伝子スクリーニングより明らかになった遺伝子(Lcn5-10, Ly6g5b/c, Spaca4, Tex46, Dcst1/2など)について雄性生殖での機能を解明した。今回の発見は、哺乳類精子に関わる「精巣上体での精子成熟」、「透明帯通過」、そして「受精膜融合」の受精に至る重要ステップに新たな知見を見出せた。特に、SPACA4, TEX46の発見は、従来考えられてきた精子の透明帯通過に必要な精子の頭部形態と尾部が生み出す運動性に新たな分子を付け加えることができた。
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