研究課題/領域番号 |
21H02498
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(機構直轄研究施設) |
研究代表者 |
高田 慎治 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(機構直轄研究施設), 生命創成探究センター, 教授 (60206753)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 遺伝子 / 細胞 / 発生・分化 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
Wntなどの分泌性シグナル蛋白質は、産生細胞からの分泌・拡散を介して作用すると考えられているが、その根拠となるデータは十分とは言えない。そこで、本研究では、Wntの拡散性を規定する分子基盤を理解するとともに、拡散の意義を実験的に明らかにすることを目指した。その結果、Wnt複合体形成の特異性や細胞表面分子との相互作用がWntの動態に与える影響が明らかになるとともに、Wntの拡散が起きないマウス胚を用いた解析から、神経管の発生におけるWntの拡散の意義が示された。以上の多面的な解析により、発生における空間制御について新たなモデルが提唱された。
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自由記述の分野 |
発生生物学、分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Wntの組織内伝達機構に関する研究は、ショウジョウバエを主なモデルにして精力的な解析が行われてきた。その結果、Wgが細胞外小胞により運搬されるというモデルが提唱されている。一方、これらWnt拡散型のモデルと対峙する形で、非拡散性のWntであっても組織の領域形成を起こしうるという報告がなされ、Wntの拡散の意義とその制御機構は現在大きな議論の対象になっていた。本研究はWntの拡散の重要性を生化学的解析を含む多面的な解析により検討したものであり、その結果はWntシグナルの組織内伝達機構の理解に大きく寄与する。
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