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2023 年度 研究成果報告書

チラコイド膜リモデリングと光合成の環境適応

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02508
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

坂本 亘  岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (20222002)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードチラコイド膜 / 光合成 / 膜リモデリング / 葉緑体 / NTPase
研究成果の概要

本研究では、チラコイド膜ホメオスタシスと光合成の環境適応を明らかにするため、最近機能が明らかになりつつある膜リモデリング分子VIPP1に着目した。VIPP1タンパク質の精製、また、VIPP1-GFPによるシロイヌナズナvipp1ノックアウト変異体の相補系により、VIPP1複合体形成と膜リモデリング活性の詳細な解析を行なった。葉緑体型HSP70がVIPP1と相互作用することも明らかにした。VIPP1のチラコイド膜リモデリング機能は、シアノバクテリアとシロイヌナズナではヌクレオチド結合部位などの違いがわかり、維管束植物におけるダイナミックなチラコイドホメオスタシスに適応した機能が明らかになった。

自由記述の分野

植物生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物の環境適応には光合成機能の調節が重要であり、本研究が対象とするチラコイド膜ホメオスタシスは、光合成反応の足場を支える重要な生存戦略機構でもある。植物の光合成反応が変動する環境に適応して生存する生理作用の理解は、気候変動による温暖化と地球環境の保全、あるいは作物生産による食糧供給にも新たな技術開発につながる基盤研究である。

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公開日: 2025-01-30  

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