研究課題/領域番号 |
21H02530
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
宮崎 佳代子 沖縄科学技術大学院大学, 神経計算ユニット, グループリーダー (80426577)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Serotonin / Patience / Fiber photometry |
研究成果の概要 |
「雲外蒼天」雨雲の上には青空が広がっている、辛抱して頑張ればきっとうまくという意味の四字熟語です。目標を達成するために例え今見えなくても青空はある、うまくいくと信じるこころが大切であるとこの言葉は教えてくれます。ではどんな脳内メカニズムがそのこころを生み出すのでしょうか。私はこれまでの研究からセロトニンの働きにそのカギがあると考えています。本研究ではマウスを用いて、将来得られる報酬確率や報酬が出るまでの時間、報酬量が様々に変化する不確実な環境下で報酬をじっと辛抱して待つとき、或いは諦めるとき、セロトニン神経ネットワークはどのようなダイナミクスでこれを制御するのかについて実験的に検証しました。
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自由記述の分野 |
Neuroscience
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境適応のための脳機能を動的に理解することは、精神疾患の原因解明のために重要です。精神機能との関連性が高いセロトニンが環境変化に応じた目的指向性行動において、神経ネットワークレベルでどのように作用するのかについて実験的に検証した本研究の社会的意義としてこの点が挙げられると考えます。
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