現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Isoproterenol結合状態とisoetharine結合状態においてb2ARの立体構造に大きな差があることを示すような化学シフト差がLeu, Ala, Metのいずれにおいても観測されなかった一方で、構造平衡を反映するプローブであるM82に顕著な化学シフト差が見出されたことから、両リガンドの活性の際が構造平衡の変調に起因することが明らかとなった。さらに、リガンド結合部位の構造とリガンドの分子構造を比較することによって、isoproterenolとisoetharineの活性の差に関わる重要な残基F193を同定することに成功したため、研究は当初計画通り順調に進展しているといえる。
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