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2023 年度 研究成果報告書

ミクログリアによる感覚モダリティーの制御と精神病態への寄与

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02662
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分48020:生理学関連
研究機関生理学研究所 (2023)
名古屋大学 (2021-2022)

研究代表者

和氣 弘明  生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 教授 (90455220)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードミクログリア / 異種感覚の優位性
研究成果の概要

ミクログリアによる異種感覚の可塑性への寄与を明らかにし、その精神疾患病態への関わりについて検証した。
まず、高次視覚野であるV2Lにそれぞれの第一次感覚野から投射があることを示し、V2Lにおける神経細胞の機能応答を検証したところ、通常ではヒゲ刺激によってV2Lの応答は抑制されるが、視覚遮断によってその活動頻度が増強することがわかった。詳細な検討を行ったところ、ミクログリアは視覚遮断に伴い、興奮性神経細胞周囲に接触し、抑制性シナプスを剥がすことによってその興奮性神経細胞の興奮性を獲得することに寄与することがわかった。さらにこの獲得した興奮性はヒゲの感覚識別に寄与することも明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多種な感覚がどのように統合されているのかを理解するために高次感覚野での感覚の優位性を理解し、それによる統合のメカニズムを探ることで、感覚統合に異常を有する精神疾患などへの病態を明らかにすることができる。これによって精神疾患に対する新規治療法の開発を目指すことが可能となる

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公開日: 2025-01-30  

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