タイトジャンクション(TJ)形成とミオシン活性との強い関連をこれまで見ていたため、ミオシン活性を制御しうると考えられる三量体Gタンパクのαサブユニットに含まれる、G alpha 12/13のノックダウン実験を行い、その結果、TJの形成が阻害されるが、TJ形成に先立つアドヘレンスジャンクション(AJ)の形成そのものも形成が阻害されていることが明らかになった。同様にRhoの下流で働くROCK Iの重要性も見出した。ミオシン張力が創傷閉鎖運動にどのように関わるのか、磁気ピンセットなどを用いたライブイメージングによる定量解析を行い、張力の感知に応じた細胞の反応が起こることを見出した。
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