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2023 年度 研究成果報告書

自然リンパ球特異的mRNA代謝による病態制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02707
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

海老原 敬  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20374407)

研究分担者 久場 敬司  秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (10451915)
立松 恵  秋田大学, 医学系研究科, 助教 (70725605)
高須賀 俊輔  秋田大学, 医学系研究科, 助教 (90375262)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード自然リンパ球 / 転写後制御 / NK細胞 / ILC1 / ILC2 / ILC3
研究成果の概要

自然リンパ球(ILC: Innate lymphoid cell)は初期の免疫応答を担う重要な細胞であり、T-bet依存性のグループ1(NK細胞、ILC1)、GATA3依存性のグループ2(ILC2)、RORgt依存性のグループ3(ILC3)に分類される。CNOT3はポリAデアニレーションで中心的役割を持つCCR4-NOT複合体のコアユニットであり、CNOT3の欠損をILCで誘導したところ、ILC2においてT-betとRORgtの発現が上昇した。また、T-betやRorgtのmRNAはCnot3依存的に分解された。CNOT3はILC2がILC2形質を維持するために重要な分子であることが分かった。

自由記述の分野

Immunology

研究成果の学術的意義や社会的意義

自然リンパ球は、抗原非特異的に免疫の方向性を決める免疫細胞であり、しばしば免疫体質を決定する細胞と呼ばれる。本研究は自然リンパ球の転写後調節に着目することにより、自然リンパ球の新しい分化・機能制御機構を発見するに至った。自然リンパ球を介した免疫体質のコントロールを目指す上で大事な知見であり、今後新しい治療戦略を生み出す可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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