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2023 年度 研究成果報告書

シングルセル解析による免疫記憶生成メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02749
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関東京大学 (2023)
大阪大学 (2021-2022)

研究代表者

井上 毅  東京大学, 新世代感染症センター, 教授 (80466838)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード胚中心 / 免疫記憶 / B細胞受容体
研究成果の概要

我々はこれまでの研究で、胚中心に存在する記憶B前駆細胞を同定し、胚中心に留まる、あるいはプラズマ細胞に分化するB細胞集団と比較して、記憶B細胞に分化する細胞は表面B細胞受容体(BCR)の発現が高いことを見出していたが、その生理的意義は不明であった。本研究ではヘテロジニアスな胚中心B細胞集団のなかで、BCR発現の勾配を生み出している要因について探索した。我々が開発したシングルB細胞解析技術を用い、抗原親和性が同等で表面発現量の異なるBCRノックインB細胞を作成し、in vivoにおける分化を解析したところ、B細胞表面BCR発現量の差が記憶B細胞への分化効率に影響を与えることが示唆された。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究はこれまで明らかになっていない複雑な液性免疫記憶の成立のメカニズムの解明につながる基礎研究であり、将来的により効率的な新しいワクチン開発に貢献する可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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