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2024 年度 研究成果報告書

ケモカイン受容体会合分子による白血球遊走におけるPI3K活性化機構の解明と応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02755
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関東京理科大学

研究代表者

寺島 裕也  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 准教授 (90538729)

研究分担者 遠田 悦子  日本医科大学, 医学部, 教授 (00589327)
松島 綱治  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 教授 (50222427)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード細胞遊走シグナル / FROUNT / ケモカイン / PI3K
研究成果の概要

本研究により、ケモカイン受容体会合分子FROUNTがPI3KIAのp85サブユニットと直接結合し、免疫細胞の遊走方向性を制御する新たな分子機構を明らかにした。本研究により、FROUNT-PI3KIA軸という新たな経路が存在し、Y598のリン酸化がFROUNT活性化の分子スイッチとして機能することを証明した点は、細胞の極性形成や炎症応答の理解において重要である。また、他のGPCR会合分子にも同様の機構があることを示し、普遍的な免疫制御モジュールである可能性を提唱した。これらの成果は、細胞極性、免疫細胞動態の理解に新たなパラダイムを提供するものであり、広範な基礎研究分野への重要な貢献が期待される。

自由記述の分野

炎症免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

FROUNT-PI3KIA経路は、がんや炎症、線維化などに共通する免疫細胞の過剰浸潤および活性化を制御する新たな選択的標的であり、生体防御機能を保ちつつ過剰反応のみを抑制する“選択的免疫制御”の実現に直結する知見である。FROUNT阻害活性をもつ既存薬ジスルフィラムによる治療効果も複数の疾患モデルで確認できたことから、研究成果の迅速な臨床応用が期待される。さらに、FROUNTファミリー分子の解析は、患者固有の疾患病態に即した個別化医療や新規創薬開発への展開が期待される。本研究は、難治性疾患に対する新たな分子標的治療の基盤を構築し、医療・創薬分野において大きな社会的波及効果を有する成果である。

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公開日: 2026-01-16  

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