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2023 年度 研究成果報告書

RhoB-CNKSR1複合体によるHER1/2不活性化機構解析と制御剤開発・応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02763
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

東山 繁樹  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60202272)

研究分担者 前川 大志  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 講師 (10771917)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードHER2陽性乳がん / RhoB / CNKSR1 / プロテインチロシンホスファターゼ / PTPRH・PTPRJ / CUL3 ユビキチン リガーゼ / プロテインアレイ
研究成果の概要

がん治療標的分子、受容体型チロシンキナーゼ HER1とHER 2を不活性化するチロシン脱リン酸化酵素としてPTPRHおよびPTPRJを同定した。また、PTPRHおよびPTPRJの活性を負に制御する因子としてCNKSR1を、さらにCNKSR1とPTPRHおよびPTPRJとの結合を負に制御する因子としてRhoBを、RhoBタンパク質量を制御するシステムとしてCUL3KCTD10-E3ユビキチンリガーゼ (UbE3)を同定した。これによりHER1とHER 2の新たな活性制御機構としてCUL3KCTD10-UbE3-RhoB-CNKSR1-PTPRH/PTPRJ軸を明らかにした。

自由記述の分野

分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺がんや乳がんを代表とする多種の固形癌で受容体型チロシンキナーゼHER分子の発現増幅や自己活性化変異が認められることから、治療標的分子としてその活性抑制剤が開発され、臨床応用に至っている。しかし、再発がんにおいてはその効果が限定的である、新たな制御方法の開発が喫緊の課題である。本研究において、これまでとは異なる新規のHER活性制御分子システムCUL3KCTD10-UbE3-RhoB-CNKSR1-PTPRH/PTPRJ軸を見出したことから、新たな治療標的としてその制御剤の開発に弾みをつけることができ、がん治療に大きく貢献できる。

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公開日: 2025-01-30  

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