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2023 年度 研究成果報告書

エピゲノム合成致死創薬の開発:個別サイレンシングと構造異常の両面から

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02773
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関星薬科大学 (2022-2023)
国立研究開発法人国立がん研究センター (2021)

研究代表者

牛島 俊和  星薬科大学, 薬学部, 学長 (90232818)

研究分担者 竹島 秀幸  星薬科大学, 先端生命科学研究所, 特任准教授 (40432497)
山下 聡  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (80321876)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードエピゲノム / 合成致死 / DNAメチル化
研究成果の概要

メチル化合成致死の新規組み合わせの探索を行い、新規組み合わせとしてSMARCA1メチル化とピリミジン合成経路の阻害の組み合わせを同定した。SMARCA1がメチル化されているがん細胞に対するピリミジン合成経路阻害の有効性をin vitroにおいて検証し、SMARCA1メチル化がピリミジン合成経路阻害感受性をもたらす原因であることも明らかにした。
また、合成致死の全く新しい起点となるエピゲノム異常として、エンハンサー領域のメチル化を起点とした新規メチル化合成致死の組み合わせ候補を胃がんにおいて4個、肺がんにおいて57個同定した。

自由記述の分野

エピジェネティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究から、DNAメチル化異常は突然変異と同様に合成致死に活用することができることが示された。また、SMARCA1は様々ながん種においてDNAメチル化のみならず突然変異においても不活化されているため、がん種横断的な治療開発につながると期待される。
また、従来のプロモーターメチル化以外にもエンハンサーのメチル化も合成致死の起点となり得る可能性が明らかになった。このことから、今までは注目されていなかったゲノム領域の異常でも合成致死に応用できる可能性が考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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