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2023 年度 実績報告書

CARとCIML NK細胞を用いた新規固形癌治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21H02789
研究機関札幌医科大学

研究代表者

宮西 浩嗣  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (60372819)

研究分担者 久保 智洋  札幌医科大学, 医学部, 助教 (00634669)
大須賀 崇裕  札幌医科大学, 医学部, 助教 (40619714)
田中 信悟  札幌医科大学, 医学部, 助教 (60561024)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードCIML / CAR / NK細胞
研究実績の概要

サイトカインによって誘導されたCytokine induced memory like NK細胞は、IL-12、IL-15、IL-18でマウスNK細胞を短時間予備活性化することによって作成され、数週間から数ヵ月後、CIML NK細胞は増殖し、サイトカインや活性化レセプターを介したトリガーに対する再刺激反応で活性化し、強力な抗腫瘍効果を示した。さらにin vovoマウスモデルにおいても、マウスNK細胞感受性細胞株に対して抗腫瘍効果が得られた.ヒトNK細胞においても、IL-12、IL-15、IL-18によってCytokine induced memory like NK細胞が誘導されることがわかり、免疫療法に応用する可能性が示された.更に白血病細胞株に対してヒトCIML NK細胞は、IFN-gamma産生増加と強力な細胞傷害活性を示した.これらの治験よりCIML NK細胞の概念をCAR細胞に応用することにより、CAR-CIML NK細胞療法は、腫瘍環境内で高い抗腫瘍効果を示し、CAR-T細胞療法の問題点であった有害事象や複雑な作製を解決する可能性がある(cytokine release synd.が少なく、allogenic sourceでよい)と考えられた.実際に膵癌細胞株 Capan-1とBxPC-3におけるCIML NK細胞の殺細胞効果をNK細胞と比較したところ、CIML NK細胞で有意に高く、IFN-gamma、CD107a、TNF alphaはCIML NK細胞で有意に発現が更新していることを確認した。CAR-CIML NK細胞の構築は、piggyBacトランスポゾンベクターを、トランスポゼースを提供するヘルパーベクターとともに細胞にトランスフェクションすることにより行い、作成済みである。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2024-12-25  

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