研究課題/領域番号 |
21H02870
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
大平 慎一 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (60547826)
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研究分担者 |
森 勝伸 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 教授 (70400786)
須郷 由美 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子技術基盤研究部門, 上席研究員 (90354836)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 短寿命放射性同位体金属 / 3Dプリンタ / 分離・精製 |
研究成果の概要 |
短寿命放射性同位体金属は,がんのPET診断のプローブをはじめ,様々な活用が期待されている。その有効的な活用を進める上で鍵となるのは,照射から使用までの時間をいかに短くするかである。本研究では,分離・精製のプロセスを分離機構から開発し,新たに全自動で分離を達成する3Dプリンタデバイスによるフローシステムを構築した。原料の溶解液から金属RIを15分から30分の短時間で90%以上の効率で精製可能となった。
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自由記述の分野 |
分析化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんの早期診断法として有用な陽電子放出画像診断(PET診断)の次世代プローブに用いられる短寿命放射性同位体金属の新たな分離・精製法を構築した。開発した全自動プロセスは,現場のオペレーターの安全を確保しつつ迅速かつ高効率に分離を達成できる。次世代型PET診断の普及に貢献しうる成果である。また,3Dプリンタを用いた実用的なフローデバイス構築とその評価を行っており,今後,様々なフローシステム構築の基盤となる成果も得られた。
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