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2023 年度 研究成果報告書

心房細動の高齢者での発症増加・慢性化を説明する自律的・自己増幅的機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02909
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

古川 哲史  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (80251552)

研究分担者 井原 健介  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (50770210)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード心房細動 / ミトコンドリア / セルフリーDNA / バイオマーカー
研究成果の概要

心房細動はもっと頻度の多い不整脈であり、高頻度に脳梗塞(心原性脳塞栓)を合併し、本邦における寝たきりの約20%の原因となっている喫緊の社会程課題となっている。今回、臨床試験で、循環ミトコンドリアDNAが健常者に比べて心房細動患者、発作性心房細動患者に比べて慢性心房細動患者で高いことを見出した。培養細胞及びマウス実験で、高頻度刺激によりミトコンドリアDNAがDAMPとして放出されること、ミトコンドリアDNAはTLR9を介して炎症反応を惹起することを明らかにした。以上から、ミトコンドリアDNAがメタボリックストレスと炎症を結び付けることで、心房細動の発症・重症化に関与することが明らかとなった。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

心房細動はもっと頻度の多い不整脈であり、高頻度に脳梗塞(心原性脳塞栓)を合併し、本邦における寝たきりの約20%の原因となっている喫緊の社会程課題となっている。今回、循環ミトコンドリアフリーDNAが心房細動発症、及び慢性化のバイオマーカーとなること、そのメカニズムを明らかにしたことが学術的に高く評価できる。

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公開日: 2025-01-30  

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