• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

脂肪や血管組織老化に伴う機能変容における老化関連長鎖非コードRNAの基盤的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21H02974
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

橋本 直子  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10724875)

研究分担者 田中 知明  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (50447299)
OSHIMA JUNKO  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (80792275)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード細胞老化IncRNA / 転写因子p53 / 脂肪細胞 / 加齢性疾患
研究成果の概要

糖尿病、動脈硬化症など加齢性疾患が増加する中で、老化に伴うエピゲノム制御機構の変容の関わりが解明されつつある。本研究では、次世代型シーケンサーを用いた細胞老化依存的な長鎖ノンコーディングRNA (lncRNA)のエピジェネティクス・トランスクリプトーム解析により、老化細胞で特異的に発現変動する候補配列を同定した。また、幹細胞性制御とがん抑制作用の接点で作用するp53とlncRNAの関係にも着目して、p53誘導型lncRNAによるヒトES細胞の生存と未分化性の維持機構に関する検討を行い、p53誘導型lncRNAがES細胞の未分化性や癌細胞の抗がん剤耐性に関与することを明らかにした。

自由記述の分野

内分泌代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化に伴い、がん、糖尿病や高血圧、動脈硬化症などの加齢疾患の発症が増加している。長鎖非コードRNA(lncRNA)は、エピゲノム制御を介して発生やがんなど様々な生命現象に重要であることがわかってきた。本研究によって、細胞老化や幹細胞において複数の長鎖非コードRNAがp53依存的に発現誘導されることを発見し、これらががんや老化の病態制御に影響する可能性が示唆された。今後、これらのlncRNAが健康長寿へ向けたバイオマーカーや、核酸医薬品などのがん治療に関する創薬の開発に発展することが期待される。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi