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2023 年度 研究成果報告書

ヒト多能性幹細胞の分化誘導系を基軸とする膵島の制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21H02978
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

粂 昭苑  東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード多能性幹細胞 / 膵臓 / 内分泌細胞 / 分化誘導 / インスリン
研究成果の概要

発生途中の膵臓β細胞において発現する代表的な2型糖尿病関連遺伝子としてC2CD4遺伝子がある。C2CD4と相互作用する分子について、たんぱく質近傍ラベリング法により検索し、複数の候補遺伝子を得て、その分子生物学的な解析を行った。また、膵島の機能制御において、ドパミンシグナルが抑制シグナルとして重要な役割を担っている。Drd1, Drd2の果たす役割について調べるために、膵臓β細胞に特異的にDrd1やDrd2の遺伝子ノックアウトマウスを作成し、インスリン分泌に対する効果を調べた。

自由記述の分野

代謝内分泌

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病は患者が年々増加し、重篤な患者には移植医療が適応となっているが、ドナーとなる細胞が足りない問題点の解決には、再生医療による細胞移植治療が期待されている。再生医療を進めるためには、高機能なヒトiPS由来膵臓β細胞(SC-β)の効率的な作製方法の開発が重要である。これまで、ある程度機能の高いSC-βを作製することが可能になってきているが、生体内の内在性の膵臓β細胞とは遺伝子発現上では依然として異なっている。膵臓β細胞の機能制御の分子機構を理解することにより、ヒト膵島に近づくSC-膵島の作製が可能になると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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