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2023 年度 研究成果報告書

iPS細胞による脂肪肝モデル再現を利用したNAFLDに対する革新的治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21H03004
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

武石 一樹  九州大学, 大学病院, 特別教員 (50733713)

研究分担者 三森 功士  九州大学, 大学病院, 教授 (50322748)
吉住 朋晴  九州大学, 医学研究院, 教授 (80363373)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードiPS細胞 / 脂肪性肝炎 / 肝硬変
研究成果の概要

PNPLA3の SNPが非アルコール性脂肪肝炎関連肝硬変の危険因子となっているが、その発症する機序を発症させる機序を明らかにすること。SNPを持ったvariant-iPSC、SNPを持たないwt-iPSCを作成。iPSCよりiHSCに分化させ、variant-iHSCではwt-iHSCと比較して、αSMA、Col1A1の発現、増殖能、遊走能も有意に高かった。variant-iHSCにてAMIGO2をノックダウンすると、増殖能、遊走能が低下し、αSMAとCol1A1の発現も低下PNPLA3のSNPによる肝線維化には、AMIGO2を介したHSCの活性化が関与していた。

自由記述の分野

肝再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の一部は非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis; NASH)を発症し、肝硬変や肝細胞癌へと進展する。本邦におけるNAFLD の有病率は年々増え続けており、NAFLD/NASH への対策が急務であることは明らかであるが、現在まで有効な治療法は確立されていない。
今回の研究にて、PNPLA3 SNPを認める症例では、肝星細胞の活性化が惹起しやすく、AMIGO2遺伝子発現を介して起こっていることがわかった。このAMIGO2をターゲットとして、今後、治療法の確立につながる可能性が非常に高い。

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公開日: 2025-01-30  

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