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2023 年度 研究成果報告書

薬効評価と治療シーズ探索可能なゼブラフィッシュ膀胱癌組織異種移植モデルの臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21H03066
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

井上 貴博  三重大学, 医学系研究科, 教授 (80511881)

研究分担者 田中 利男  三重大学, 医学系研究科, 特定教授 (00135443)
佐々木 豪  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20644941)
内田 克典  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (60362349)
加藤 学  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60626117)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード膀胱癌 / ゼブラフィッシュ / 異種移植モデル / シスプラチン
研究成果の概要

1)膀胱癌培養細胞、2)ヒト膀胱癌組織を用いて樹立したマウス異種移植モデル、3)ヒト膀胱癌組織、にCytoTell UltraGreen(UGreen)で一過性に標識した後、受精後48時間以内の免疫寛容なゼブラフィッシュに移植し、画像解析を用いてシスプラチンの薬効評価可能な系の基盤を確立した。2例の浸潤性膀胱癌症例のゼブラフィッシュでのシスプラチン薬効評価と臨床での効果が一致した。今後は多数例の膀胱癌症例でシスプラチンの薬効評価と実臨床での効果との比較検討を行い、臨床応用可能な膀胱癌ゼブラフィッシュ薬効評価系の確立を目指す予定である。

自由記述の分野

泌尿器腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

転移のない筋層浸潤性膀胱癌患者はCDDPを含む化学療法(NAC)を膀胱全摘除術前に行うことが標準的治療であるが、効果は40%と限定であり、効果のない患者はこのNACによる治療の遅れが問題である。従って、NACの効果を予測するマーカーや検査方法の開発が望まれるが、臨床応用可能な方法はない。本研究成果をもとにゼブラフィッシュ異種移植モデルを用いた薬効評価系が確立されれば、この薬剤効果予測に基づいた個別化医療への応用が可能と考える。

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公開日: 2025-01-30  

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