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2023 年度 実績報告書

高静水圧処理を応用した皮膚、骨、神経の再生~自家腫瘍組織の再生医療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21H03099
研究機関京都大学

研究代表者

森本 尚樹  京都大学, 医学研究科, 教授 (40378641)

研究分担者 山中 浩気  京都大学, 医学研究科, 助教 (70760833)
片山 泰博  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (80842434)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード高静水圧処理 / 高圧処理 / 不活化 / 悪性腫瘍 / 再移植
研究実績の概要

これまでに高圧処理(200MPa、10分間)を用いた不活化処理を再生医療に応用する、つまり腫瘍が浸潤し切除、破棄される組織の再利用治療の検討を行ってきた。今年度は、骨再生、神経再生への応用研究を実施してきた。
まず、骨分化能を有するMC3T3-E1細胞を用いて、骨分化培地及び骨分化BMP(骨形成タンパク質)を高圧処理、凍結処理(-196度、20分)、パスツール処理(60℃30分)処理及び未処理群での骨分化を検討した。高圧処理については200MPaと500MPaを使用した。この結果、高圧処理群と凍結処理群ではBMPの骨分化能が低下しないことが確認できた。
また、Wisterラット頭蓋骨を直径8mmで切除し、それぞれの骨を高静水圧処理(200MPa、10分)、高温処理(80度、30分)、凍結処置(-196度、20分)及び未処理骨の4群で処理した骨の再移植実験を行った。移植16週後まで経過観察を行い、組織学的評価、CTによる骨形成評価を行った。この結果、どの群でもCTによる骨形成、一部では骨癒合が確認できた。組織学的にも骨生着、骨形成、骨癒合が確認できた。神経への応用について、ラット座骨神経に10mmの欠損を作成し、高静水圧処理自家神経(200MPa、10分)自家神経移植、凍結処理自家神経(-196度、20分)を自家脱細胞化神経、人工神経を移植した。移植15週で評価を実施しており、高圧処理神経が肉眼的に分解されることなく移植8週まで現在機能評価を実施している段階である。組織学的、機能的評価は現在実施中である。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 腫瘍切除で摘出された自家神経を再利用する治療法の開発 ―自家高圧処理神経移植の有用性2024

    • 著者名/発表者名
      小川興、馬原淳、山岡哲二、森本尚樹
    • 学会等名
      第23回日本再生医療学会総会

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公開日: 2024-12-25  

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