• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

痛みにインスパイアされた革新的敗血症治療法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21H03114
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関愛知医科大学 (2023)
生理学研究所 (2021-2022)

研究代表者

丸山 健太  愛知医科大学, 医学部, 教授 (60724119)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード痛覚 / 免疫 / 脳
研究成果の概要

本研究により、脳ミクログリアにおける IDO1 の発現上昇に伴った QUIN の過剰産生が、敗血症の“真の”死因である可能性が浮上した。LPS で刺激された痛覚神経は、Reg3γを産生することで脳ミクログリアのIDO1 の発現を抑制し、敗血症の死亡率を低減させている可能性がある。今後、敗血症を“脳の代謝異常病”として再定義し、感覚免疫学の視点から研究をすすめることで、敗血症の革新的な救命法を開発できる可能性がある。

自由記述の分野

感覚免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

LPS を投与されたマウスの痛覚神経は脳に浸潤する性質をもつReg3gを産生し、Reg3gはミクログリアのIDO1の発現を抑制することで脳を保護していることが明らかとなった。痛覚神経による脳を標的とするこれまで全く知られていない新しい免疫寛容機構の一端が解明されたものと考えている。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi