研究課題/領域番号 |
21H03128
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
井上 誠 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00303131)
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研究分担者 |
辻村 恭憲 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (00548935)
那小屋 公太 新潟大学, 医歯学系, 助教 (10806491)
照沼 美穂 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50615739)
真柄 仁 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (90452060)
吉原 翠 新潟大学, 医歯学系, 助教 (70882330)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 歯科 / 嚥下 / モデル動物 / 脳梗塞 / 外頸動脈 / カリウムイオン / 顎二腹筋後腹 |
研究成果の概要 |
中大脳動脈塞栓モデルでは,明らかな嚥下障害は認められなかったが,作成過程で行う同側の外頸動脈の結紮により,顎二腹筋反射のピークが有意に減少し,支配領域の筋活動に及ぼす影響には大きなばらつきがあった.個体差の大きい内頸動脈の側副血行路からの血液供給の代償が示唆された.MCAOからの回復時に行う末梢刺激においてはカリウムイオン溶液が最も効果的であり,節状神経節および末梢に局在するKATPチャネル,Kir3.1チャネル関与が示唆された.これまで報告のなかった嚥下関連筋の活動様式や嚥下中枢からの直接投射について,ことに重要とされる舌骨筋の中から顎二腹筋後腹と胸骨舌骨筋の機能的役割について明らかにした.
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自由記述の分野 |
摂食嚥下障害学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
摂食嚥下障害の原因疾患として最も多いのは脳血管疾患であり,ことに中大脳動脈の梗塞症例では摂食関連の感覚運動領域の麻痺に伴い摂食嚥下障害が遷延する.これに対して,多くの臨床報告がリハビリテーション効果を示唆しているものの,改善をもたらすプロセスについては未だ科学的根拠は不明である.今回の基礎研究は,脳血管モデル動物を使用する際に留意すること,リハビリテーションの過程でいかなる刺激が有効となり得るか,またリハビリテーション効果を明らかにする上でいかなる運動機能や筋を評価するべきかについての基礎データを提供できたという点でその意義は高いと言える.
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