研究課題/領域番号 |
21H03140
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
山本 哲也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00200824)
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研究分担者 |
仙頭 慎哉 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (30635264)
笹部 衣里 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (40363288)
北村 直也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (70351921)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 |
研究実績の概要 |
近年、頭頸部癌において免疫チェックポイント阻害剤(ICI)によるがん免疫療法が行われるようになっているが、単剤での効果は限定的であり、その有効性を高めるためには耐性メカニズムの解明が喫緊の課題である。これまで申請者らは、口腔がん低酸素微小環境においてその環境を構成する細胞が分泌するケモカインやエクソソームなどの分泌因子を介した免疫抑制ネットワーク機構について研究してきたが、本研究では、再発または遠隔転移を有する口腔癌のICI治療症例の臨床検体を用いて、一連の治療過程における腫瘍微小環境におけるICI標的分子を含む免疫チェックポイント分子の動的発現変化と細胞傷害性T細胞の浸潤・傷害能を解析し、ICI療法の治療効果との関連を明らかにすることとした。 今年度はICI療法を施行した5例のOSC患者の臨床検体を用い、初診時、化学放射線治療前後、ICI療法導入前の口腔扁平上皮癌細胞におけるPD-L1の発現動態を免疫組織学的に検討したが、PD-L1の発現に著明な変化は認められなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度予定していたPD-L1以外の免疫抑制分子の発現検討ができていないため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は症例数を増やし、腫瘍における免疫抑制分子の発現について網羅的に検討する。免疫細胞についてはリンパ球のサブセット分類ならびに浸潤数をCD3、CD4、CD8、FOXP3抗体にて免疫染色を行い解析する。さらに、免疫細胞における免疫チェックポイント分子の発現を陽性細胞率と染色強度により総合的に検討する。
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