研究課題
脳卒中患者は,発症急性期から回復期,維持期というステージを経るが,回復期における口腔機能管理の効果はまだ明らかになっていないため,本研究では,『脳卒中回復期における口腔機能管理システムの構築』を研究課題とした。歯科医療者による適切な口腔機能管理によって口腔問題と口腔機能が有意に改善するか多施設共同研究で定量的に評価することで,脳卒中回復期における歯科医療者による口腔機能管理の有用性を明らかにし,急性期から回復期を経て維持期まで続くシームレスな口腔機能管理システムの構築につなげる。2023年度では,脳卒中患者の回復期リハ病棟入院時の口腔内の問題点および口腔機能管理による介入効果を明らかにするため,課題2.「回復期病棟入棟時の口腔環境の把握」,および課題3.「回復期口腔機能管理による効果の評価」として,6機関での共同研究を実施した。回復期リハビリテーション病棟入院後に,口腔機能とADL,摂食機能に関連したデータを採取した。また退院直前のタイミングで同じデータを採取した。データ収集を2023年12月に終了し,現在,データ分析を進めている。2024年3月時点で,課題2に対してエントリーが591名登録され,237名が課題3のデータとして分析されている。2024年中の論文投稿を目指している。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
Journal of Oral Rehabilitation
巻: - ページ: -
10.1111/joor.13711
Gerodontology
10.1111/ger.12706