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2023 年度 研究成果報告書

機能的な中胚葉オルガノイド移植がもたらす運動器改善・新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21H03328
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

赤澤 智宏  順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (80291160)

研究分担者 久松 大介  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任研究員 (20880272)
馬渕 洋  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (50424172)
奈良岡 佑南  順天堂大学, 大学院医学研究科, 博士研究員 (50828522)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードオルガノイド / 三次元培養 / 炎症性疾患
研究成果の概要

本研究は、従来の不均一な間葉系幹細胞(MSCs)とCD73+ MSCsの特徴を比較し、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発大腸炎モデルマウスにおけるCD73+細胞の適切な移植方法と細胞形態について解析を行った。mRNAシークエンシング解析の結果、CD73+細胞は炎症性遺伝子の発現低下と細胞外マトリックス関連遺伝子の発現上昇が確認された。また、経腸投与したCD73+細胞スフェロイドは、損傷部位への生着と細胞外マトリックスのリモデリングが促進され、線維芽細胞における炎症性遺伝子発現が低下していた。これらの結果により、CD73+細胞の移植が炎症性腸疾患の治療に有益であることが示唆された。

自由記述の分野

幹細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、均一なCD73+細胞集団の特徴に基づいた適切な移植方法を示し、大腸炎抑制の基礎となるメカニズムの一つとして、移植細胞と組織常在線維芽細胞との相互作用を明らかにした。本成果は、潰瘍性大腸炎やその他の炎症に基づく疾患の新たな治療法となり得る。さらに、MSCsの臨床応用において、移植細胞や分泌因子の供給源としてCD73+細胞スフェロイドが有用である可能性を示唆している。

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公開日: 2025-01-30  

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