本研究課題では,撮像素子のフレーム毎に,任意の焦点距離,任意の視線方向を選択できる,いわば光学的な撮像パラメータのランダムアクセスを実現する手法を開発した.また,これをさらに発展させた,異なる焦点距離や視線方向の画像を同時に複数撮影する,並列ランダムアクセスが可能な撮像の実現方法も開発した.さらに,これらの手法の応用として,100volume/s高速ライトシート顕微鏡を開発し,遊泳細胞の計測で有用性を示した.また,視線方向のランダムアクセスを応用したビジュアルトラッキング手法も開発し,実験からその有用性を示した.
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