研究課題/領域番号 |
21H03471
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
田中 秀幸 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究チーム長 (70376656)
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研究分担者 |
尾形 邦裕 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (40641436)
興梠 正克 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (80308270)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 計測 / 測位 / 画像 / レンズアレイ / センサ融合 |
研究実績の概要 |
<1(1)LEAGの解析およびモデル構築>:各種LEAGを解析し、パターン生成モデルを構築することで、LEAGの設計・製造・利用のための理論的基盤を構築した。そのモデルを実装したシミュレータを作り、試作したLEAGとパターンを比較することで、モデルの妥当性を検証した。<1(2)新型LentiMark(高精度マーカ)とスマートシティタグの開発>:LentiMarkをよりコンパクトにした新型LentiMarkと、より親しみやすいデザインで市街環境との親和性や社会受容性を高めたスマートシティタグ(SCT)を開発した。いずれも従来型LentiMarkよりも低コストに製造可能な設計とした。さらに、LEAG製造をより柔軟かつ安価にするため、これまでのように成型技術でLEAG全体を作るのではなく、レンズアレイシートの裏面に直接縞模様を印刷する方式でLEAGを作る技術の開発を進めた。<2(1)「マーカ計測+IMUのみによる自律航法」による測位技術の開発>:IMU(慣性計測ユニット)内の誤差をモデル化し、これとマーカの誤差モデルを用い、計測対象のモデルは利用しない6自由度状態推定技術について検討を進めた。<2(2)「マーカ計測+xDR」による測位技術の開発>:スマートフォンに「マーカ+PDR(歩行者自律航法)」のアルゴリズムを実装し、動作検証を行った。<3 測位システム開発>:環境に設置した複数の高精度マーカ、カメラやスマートフォン等の小型デバイス、マーカ計測や測位計算を行うソフトウェア、およびマーカ情報サーバによって構成される屋内測位システムを開発した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ計画通りに進展しているため。
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今後の研究の推進方策 |
ユーザが構築したシステムをハンズフリーで利用できるよう、首掛け型ウェアラブルデバイスに特化した技術の洗練を行う。また、Visual SLAMあるいはVisual Positioning Systemといった画像測位技術とマーカ測位の融合にも取り組む。
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