ロボットを駆使した自律型エピジェネティクス解析システムのプロトタイプを確立した。具体的には、病理組織検体を用いた前処理の最適化を行い、200症例以上の肺がん凍結組織検体を用いてChIP-seq解析を実施した。得られたデータは一気通貫のパイプラインで解析され、高品質なデータを取得した。また、ゲノム3次元空間内立体構造解析(Hi-C解析)と全ゲノム解析を組み合わせ、エピジェネティクス異常と遺伝子発現の関係を解明した。さらに、自律型機械学習モデルの構築を試み、スパースなHi-C解析データからの創薬標的の予測を試みた。
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