研究課題/領域番号 |
21H03723
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 |
研究代表者 |
山本 英子 岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 教授 (90450692)
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研究分担者 |
井佐原 均 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (20358881)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 観光情報 / あいまい検索 / ユーザフレンドリー |
研究実績の概要 |
本研究では、観光情報の提供に着目し、全国を網羅した観光情報誌のデータと実際のチャットボット等の履歴、さらにチャットボットそのものを利用し、ユーザフレンドリーな観光情報を提供できるサービスを開発、実証する。 当該年度は、データベースの整備とあいまい検索方法の検討に関する調査を行った。 データベースとしては研究用データと評価用データを整備する。当該年度では研究用データとする観光情報誌の観光データ(日本語4万件、英語2万件)を収集し、対訳化も行った。本研究で利用する観光情報誌のデータには、観光スポット名、その読み、スポット説明文、料金、開場時間、定休日、スポットの種類、電話番 号、地区名、住所、緯度経度、写真の情報が含まれている。これらのデータをユーザからの入力の処理時に用いる観光スポット名・スポット説明文のペア、あいまい検索で用いるBERTの事前学習で利用するためのスポット説明文全体(テキストデータ)等に分離して整理した。さらに、情報(データ)の定型化など、検索精度を向上する事前処理を行っている。 あいまい検索方法の検討に関連して、まず観光情報誌のテキストについて分析を行った。その結果、読者の興味を惹くために、文に修飾表現や文末表現に多様性を持たせていることがわかった。この多様性は検索においてはマイナスに働くことがあるため、この問題を避けるために検索対象となるテキストの表現を規格化することも検討しなければならないことがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画から「新型コロナウイルス感染症による影響」の事由により、計画の変更を行った。 具体的には、評価用データの収集と整備、あいまい検索の開発は次年度に延期することとした。 この変更した研究計画にはおおむね沿って研究を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
当該年度に行う予定であった「問合せチャットボット履歴データ収集」を再開し、評価用データの整備を進める。そして、そのデータを用いて、あいまい検索を開発、実証する。
その上で、検索結果がユーザフレンドリーな回答となるような工夫を組み込むことを試みる。
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