MEG/MRIのマルチモーダルシステムの実現に向けて,光ポンピング磁気センサの高感度化および広帯域化を行った.ハイブリッドセルを用いた広帯域化として,アルカリ金属原子の封入割合による帯域の変化を調査した.また,多点計測の手法としてM系列変調を提案し,その有効性を検証した.ソフトウェアの面からノイズ低減手法を検討し,経験的モード分解をOPMの信号に適用し,その効果を検証した.さらにはスカラー型OPMについて理論的,実験的に検討を行い,その動作条件について調べた.最後にMEG/MRIシステムのプロトタイプを作製し,マルチモーダルシステムの実現可能性について確認した.
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