研究課題/領域番号 |
21H03842
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
若山 俊隆 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (90438862)
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研究分担者 |
相澤 康平 埼玉医科大学, 保健医療学部, 助教 (10961790)
水谷 康弘 大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (40374152)
東口 武史 宇都宮大学, 工学部, 教授 (80336289)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | シングルファイバーイメージング / ゴーストイメージング |
研究成果の概要 |
本研究は、レンズレスでかつイメージセンサーレスの直径 0.1 mm の1本の光ファイバーを用いた内視鏡技術の構築を目的としている。本研究では、レーザーによって生じるスペックルパターンを安定に制御し、ゴーストイメージング法を導入した。この方法では50 μmの空間分解能で、3 mm角の物体をイメージングできることを明らかにした。ゴーストイメージング法によって光散乱場にも堅牢であることが明らかにされ、さらに独自の規格化法を取り入れることで従来法の1/1000程度のダメージ閾値でのイメージングを達成した。これにより血液中でフラッシュのいらないイメージングを実現することが期待できる。
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自由記述の分野 |
医用生体工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のシングルファイバー・ゴーストイメージングは、従来の内視鏡よりもはるかに細い、直径0.1mmという極細径化を実現している。我々が独自に開発した規格化法によって従来法の1/1000倍程度のわずかな光でも画像化が可能となり、生体におけるダメージ閾値を大きく軽減できると期待される。さらに、ゴーストイメージング法を取り入れたことによってシングルファイバーイメージングにおいても光散乱場に対しても画像化しやすいことが明らかになった。血液による光散乱場中でも生理食塩水を用いたフラッシュなしにイメージングすることも期待され、これまでのイメージング技術を大きく変革する可能性も秘めている。
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